北海道胆振東部地震での震度5強という揺れについての体験談をブログでご紹介します

この記事を書き始めている時刻は2018年9月8日の午後9時41分。

北海道胆振東部地震の発生から、もうまもなく72時間が経過しようか、というところです。

まだまだ小さな余震は一日に何度もあります(厚真や安平では4、札幌近郊では2程度ではあります)。

今回、『被災』という言葉を使うべきかどうすべきか迷う部分が多いのですが、便宜上…『被災』という体験に基づいた、「もっとこうしておけばよかった」という防災への意識が改まった個人的な考えをいくつか当ブログに残しておこうかと考えました。

『被災』という文言を使うことにためらいがあるのは、当方が住んでいる地域は比較的被害が少ない、と思えて仕方ないからです。

そもそもなにをもって『被害』というのだろう…

土砂崩れや家屋倒壊、水道管の破裂、浸水、倒木、窓ガラスの破損、漏電、、

列挙は尽きないくらいできますが、これらのどれにも当てはまらない状況でありました。

実際には停電と断水に陥りました、が、それも半日、あるいは1日で復旧した地域に住んでいますので、ここもあまり大きく騒ぐほどのものでもない、とも個人的には感じました。

しかし、大きな揺れを体験した、というだけでも、心理的影響と言いますか、かなりの恐怖心があったのは事実です。

このページでは、揺れについて少しご紹介します。。

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震度5強という揺れの体験談

僕が体験した震度は5強でした、北海道では震度4までしか来ない、という常識のようなものがあり、実際に統計開始の1923年以降、初めて震度5、6、そして7を観測するに至ったのです。

一軒家の2階の室内で揺れを体験することとなりましたが、その日は電気をつけたまま眠っていたのですが、震度が5強に達する前には驚いて一気に飛び起き、ベッドに座っていた記憶があります。

「これは大きいな…ここらへんで、もう止まってくれ…」

そう願いましたが、右肩上がりに揺れが大きくなるのを感じ、そして震度5強に達したであろう頃には揺れのみならず、家が揺れるその音もかなり大きくなり、いくつか飾っていたフォトフレームがあっけなく倒れ、アコースティックギターは傾き、入れたままにしていたマグカップのお茶が飛び跳ねるようにこぼれる…そのような光景が視界に飛び込んできました。

「ものすごく大きい…!これは間違いなく人生最大の揺れを今感じている…!頼むー!!もうこれ以上は…壊れる!!」

そんなことを祈りのような、声には出さない叫びのような状態で唱えていました…そして幸運と言っていいのでしょうか、『こんな揺れは初めてだ!』と思ったその時をピークに、揺れは次第に落ち着きました。

記憶が定かではない部分もありますが、揺れのピークを過ぎ、揺れ終わるその頃に停電したはずです。

家具の倒壊はなかった

タンスが倒れる、ということもありませんでしたし、突っ張り棒二本に渡すようにおいてある衣類を入れたダンボールも落っこちることなく鎮座したままでした。

食器を入れた棚の扉は開いてしまいましたが、グラスなどが落ちることもなくセーフ。

ただし、5強くらいではこの程度で済む、ということではなく、揺れている時間が長ければもしかしたら散らばってしまったのか…?とも考えました。

某100円ショップでは食器類が床に散乱していた

報道などでよく見る、お店の商品が床に散らばってしまう映像、あれを肉眼で見せつけられることとなりました。

重量の小さいものは、5強程度の揺れでも簡単に床に落ちてしまうということなのか?と感じました。

震度5を超えると恐怖心が大きいと思えた

これまでに震度3や震度4は体験したことがありました。

しかし、震度5以上は初めてであり、率直に、もうこんな体験はしたくはないかな、という恐怖心、不安感、トラウマにも似たような感覚が残ってしまいました。

3や4は、ちょっとしたドキドキ程度で済む、しかし、5を超えだすと心拍数は更に上がり、収まるまでにも時間がかかりますし、むしろ収まるというか、ある意味『ハイテンション』になってしまう心理状態のようなものも感じました。

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